PlayStation4、Nintendoswitch用アドベンチャーゲームソフト
十三機兵防衛圏
を紹介します。
概要
開発はヴァニラウェア。発売元は「ペルソナシリーズ」などでお馴染みのアトラス。
2019年11月にPS4 版が発売。全世界累計販売本数80万本を突破し、日本ゲーム大賞 2020の「年間作品部門優秀賞」だけでなく、第24回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門「審査委員会推薦作品」や、第51回星雲賞「メディア部門」参考候補作選出などの賞を受賞しました。
2022年4月にNinntendoswitch版が発売。
発売から4年が経つ今年で、中古でも4000円近くするうえ、去年にはswitch版の発売があったことで評価のほどがうかがえるでしょう。
本作は、主人公である13人の少年少女が、いくつかの時代を超えて、人類滅亡を阻止するために「機兵」と呼ばれるロボットに乗って戦うアドベンチャーゲームです。
それぞれの時代に現れ、世界を滅ぼす怪獣「ダイモス」と戦います。
ゲームシステムは、それぞれの主人公の物語を追体験し、世界の真相に迫っていく「追想編」。
主人公たちの乗る機兵を操作し、世界が崩壊していくなか、迫りくるダイモスの群れから街を守る「崩壊編」。
追想編を進める中で手に入れたキーワードや、ムービーを再生し考察するための「究明編」の3つが主軸となっています。
主な登場人物とキャスト
鞍部十郎 CV.下野紘
網口愁 CV.鈴木達央
如月兎美 CV.M・A・O
比治山隆俊 CV.石井隆之
三浦慶太郎 CV.石川界人
南奈津乃 CV.佐倉薫
鷹宮由紀 CV.小清水亜美
緒方稔二 CV.関智一
東雲諒子 CV.早見沙織
郷登蓮也 CV.福山潤
沖野司 CV.田村睦心
森村千尋 CV.?
柴久太 CV.上田耀司
井田哲也 CV.?
今紹介したのは、郷登蓮也までが主人公の13人で、以下が作中での重要人物です。かなり豪華なキャスティングです。CV.?となっている人物はキャストがわからないのではなく、物語において重要な伏線を抱えている人物なので、ネタバレ防止のために公表されていません。
キャラデザ等は上記の公式ページに飛んでください。
ストーリー
13人の主人公たちは、それぞれ違う時代に住んでいる高校生たちです。彼らが暮らす時代は、1985年、1944年、2025年、2064年とそれぞれ40年ずつずれています。ずれているとは言っても、主に1985年でストーリーが展開され「崩壊編」の戦場となり、それぞれ違う時代の者たちもこの時代に集まります。
ここでは絶対にネタバレしません!ばらそうとするのも難しいくらい複雑です。
ストーリー自体は、プレイしただけで理解するのは難しいくらいに複雑です。しかし、ところどころに重大な伏線が隠されていたり、途中で現れるキャラクターの「声」や「容姿」に注目しプレイすると、「アッ!」言わされます。前述した「CV?」のキャラがまさにそれです。
僕は伏線が回収されたことに気づいたときマジで『アッ!』と言いました。
例を挙げると、いつかの時代で行われた戦闘で、その戦闘に参加した主人公のうち数人が記憶喪失になっていたりするので、より一層謎が深まり、考察などが重要になる。
さらにほかの主人公の物語を進めることで、謎だった事の裏で何があったのかが明らかになり、だんだんと真相に近づいていく。ミステリー好きもハマる要素があります。
最後まで進めると、全ての伏線を詰め込んだ壮大でトンデモナイ事実が出てきます。
バトル
「崩壊編」では、1985年を舞台に主人公たちが乗る機兵を操作し戦います。
「イージス」と呼ばれる防衛機能を一定時間守るか、ダイモスを全滅させることで勝利する、「タワーディフェンスゲーム」です。
総勢6人の主人公を選択し、ダイモスの戦いに挑みます。
また、彼らの乗る機兵は「第一世代」「第二世代」「第三世代」「第四世代」と種類があり、それぞれ「近接攻撃型」「バランス型」「遠距離攻撃型」「飛行支援型」と性能が違います。
出現するダイモスにもタイプがあるので、バトルごとに編成を変えていき、戦力のバランスをとるのが非常に重要になっています。また、機兵は長時間乗っているとパイロットの脳に大きな負荷をかけてしまい、2回のバトルに出撃するとその機兵とパイロットは一時出撃不能となってしまいます。
このような要素を踏まえて、「Gジェネ」や「スパロボ」などのシュミレーションバトルが好きな人も楽しめますし、バトルの描写が派手なので、派手なバトルを楽しみたい方でもイケます。
ラストのバトルは挿入歌が入ってマジいいです。
総括
小説化してほしいくらいシナリオが神だった。
まだ遊んだことがない人、ぜひプレイしてください。
これは一度遊んだほうがいい。