令和5作目は錬金術師 新番組『仮面ライダーガッチャード』

2023年9月3日より放送が開始される、令和5作目ライダー『仮面ライダーガッチャード』が発表された。

仮面ライダーガッチャード|テレビ朝日 より

本作でのキーワードとなるのは錬金術師」×「カード」らしい。令和初代「ゼロワン」は初代ライダーを思わせる「バッタ」がモチーフの「社長キャラ」、2作目「セイバー」では「本」による変身と「竜騎士」のモチーフ、3作目「リバイス」は「スタンプ」で変身と「二人で一つタイプ」、4作目「ギーツ」では「キツネやその他哺乳類」がモチーフの「バトロワ系」と来ていた令和ライダー。ここでまた新しいジャンルを見つけてきたようだ。

カードを使うライダーなんて遡れば14年前の「ディケイド」以来ではないだろうか。

平成を含む近年のライダーは、変身ベルトに独自のガジェットをプラスして変身する形が当たり前になっていた。実際そのガジェットをたくさん登場させることによって「フォームチェンジ」やサブライダーのバリエーションも豊富になるほか、メタい話になるが、おもちゃを販売する際に種類豊富なガジェットを別売りで少しづつ出すことによって、おもちゃの売り上げも伸び収益が増えるわけだ。

12年前の「仮面ライダーオーズ」では変身メダルである「Oメダル」が大量に登場し、それを別売りにすることで会社側はかなりの収益があったそう。うまい戦略だ。これなら子供だけでなく、コレクション好きの大人も買ってくれるだろう。

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私は当時4歳でベルト等は買ってもらえなかったが、金持ちの友達はベルトとかなりのメダルを買ってもらっていた。欲しかったなぁ。

 

話が反れたのでカードの話に戻そう。カードの見た目もディケイドのカードに似ている。さすがに他のライダーに変身することはないだろうけど。

カードの正式名称は『ライドケミーカード』。このライドケミーカードを二枚組み合わせ、ガッチャードライバーで錬金することで変身するらしい。2つのものを掛け合わせて作り出す、まさに『錬金術』。カードは全101種類。さすがにすべてのカードが組み合わさるのはなさそうだが、それがあったら単純計算で10201の組み合わせになる。なのでさすがにない。仮面ライダービルド」のフルボトルのように、ベストなマッチのときだけ変身音声が流れると予想する。

 

物語の話に移ろう。

101体の《ケミー》を探せ!神秘のカードで《ガッチャ》して変身!!

錬金術とは、異なる組み合わせによって“金”を生みだそうとする技術のこと。その神秘的な研究のひとつには、人工的に“生物”を生みだそうとする試みも含まれていました。今作では、それらの実験が人知れず成功した現代を舞台に物語が繰り広げられます。
 そんな 『仮面ライダーガッチャード』の物語の鍵となるのは、錬金術がもてる最高の技術を集めて造られた、《人工生命体(モンスター)ケミー》。ケミーはバッタやSLなど、この世に存在する万物を模して造られた生命体で、その数は101体。それらは《ライドケミーカード》というカードに保管されていました。
 ところが、慎重に保管されていたはずの彼らがカードを飛び出して、一斉に開放されてしまいます。偶然、その事件に巻きこまれてしまった主人公の高校生・一ノ瀬宝太郎(いちのせ・ほうたろう)は、仮面ライダーガッチャードの変身ベルト《ガッチャードライバー》を託され、世に放たれたケミーを回収する使命を与えられるのです
グローバル Web アイコン

このライドケミーカードが変身アイテム。変身アイテムに敵モンスターが保管されているのは、『ビルド』でも似たような設定だった。そういえばビルドもボトルを生成していた。あれは錬金術じゃなくて化学か。

https://th.bing.com/th/id/R.d91ac956f592d5105fcb668aec747bec?rik=2LKe%2beDNQNGiEw&riu=http%3a%2f%2fbandai-a.akamaihd.net%2fbc%2fimg%2fmodel%2fb%2f1000117623_2.jpg&ehk=xpZJV2KwIcw8fA1VmXH5Cx24M3E2TZx0%2fx5fPkkLL4o%3d&risl=&pid=ImgRaw&r=0

ビルドのフルボトルの場合、例えば初期のフォームの「ラビットタンク」。フルボトルにはその物の成分が入っているそうだが、『ウサギの成分と戦車の成分ってなんだよ。戦車なんて成分どころか無機物じゃねえか。』と、当時思ったことを覚えている。しかし錬金術なら、いかなる万物をも生成できるため、そのような突っ込みも解決なわけだ。

 

なるほど、カードが101種類なのは敵の数と同じだから。そういえば『ドライブ』もそんな感じで、初めからロイミュードの数が決まっていた。

ちなみに101という数字は、新しい始まり、創造性、モチベーション、進歩、自発性、自己主張、直感とインスピレーション、幸福と積極性、実現、成功達成と自己充足感に関連する1という数字と、「神の力」と宇宙エネルギーの影響を受けており、永遠と無限の波動、唯一性と完全性、連続する周期と流れ、始まりの場所、という意味パワフルなエネルギーを持つ数字の0から成っているらしい。  この数字にも特別な意味があると思って調べてみたが予想通りだった。特に1の創造性、進歩と、0の無限と始まりの場所という意味は『錬金術師』というコンセプトにベストマッチしていると思う。

 

そして主人公の一ノ瀬宝太郎くん、高校生という設定だ。(折木のほうではない)

歴代で主役ライダーが高校生だったのは「フォーゼ」「ゴースト(作中で卒業している)」、「ジオウ」くらい。たぶん。でもまともに高校生してるのはフォーゼしか見たことがない。フォーゼはそもそも学園ドラマだから当たり前だけど。ジオウは制服で友達と帰宅したり、学校でのシーンがたまにあるがそんなに見ない。

ガッチャードこと、一ノ瀬宝太郎くんはどんな感じで日常を過ごすのでしょう。

私、気になります!

話変わりますけど、学生が本業のライダーって、平日の昼間に怪人が出たらどうするんでしょうか。フォーゼは基本学校に出るからいいとして、大学生のライダーもいるわけですしお寿司。

 

ではガッチャードのビジュアルの話に移ろう。

まずはテレ朝公式より公開されているショート動画を。

youtu.be

ガッチャードはバッタのケミー〈ホッパー1〉とSLのケミーである〈スチームライナー〉を融合して変身する。つまりライダーとしてのモチーフは『バッタ』だ。

全体的なビジュアルは、黒い素体のスーツに青く煌びやかな宝石を思わせる装飾。形に錬金術の要素が組み込まれているようだ。ボディの胸部には、開いた部分からが見えている。窯を使って精錬しているということか、あるいはSLの石炭を入れる部分だろうか。まだいまいちわからない。

マスクの複眼部分と足裏には、内側を向いている2本の矢印が刻まれている。2つの力を融合させて倍以上のパワーを生み出す、錬金術師らしさを表現していると公式には記載されている。足裏の矢印の間にはX の文字がある。バッタということは、初期の必殺技はキックなのだろう。というかキックであってくれ。

前述したようにバッタがモチーフのガッチャード。マスクの上部には『ライダー1号』を思わせる触角部分が備わっている。その下にある丸い部分、最初はバイク乗りのゴーグルかと思ったが、どうやらバッタの複眼らしい。

ガッチャードドライバーは平べったい長方形で、シンプルな形。こういうシンプルなベルトが個人的には好きだ。『エグゼイド』のような『そのベルトどっから出したんだよ』みたいな突っ込みを受けそうにない。エグゼイドを見ていた時、私の母は実際にこの突っ込みをした。

ビジュアルはこんなところかな。

 

最後に

実は私、令和ライダーはゼロワンしか見ていない。むしろ令和になって昭和ばかり見ている。あとブレイドオンドゥル語を楽しんでいる。私はあまり令和のような派手で煌びやかな見た目のライダーが好きではない。ライダーっぽくないから。そんな中公開された『シン・仮面ライダー』を観て、「これだよ!仮面ライダーってのは!」と思った。まあいい機会なので、令和ライダーをちゃんと見てみようと思う。ガッチャードに関する記事もその都度上げていきます。

お付き合いいただいてありがとうございました。